中山間地を抱え、高齢化が進む砺波市庄東地区の医療を支える「ものがたり診療所庄東」が1日、同市宮森にオープンした。住民が働き掛け、医師を招き開所にこぎ着けた。地区のかかりつけ医として週2回診療する。
砺波市内で二つの診療所を開き、訪問診療も行う医療法人社団ナラティブホーム(砺波市山王町、佐藤伸彦理事長)が医師を派遣する。
3月で砺波総合病院を退職した同法人の医師、八木清貴さん(42)が所長を務め、佐藤理事長とともに患者を診る。病状によって砺波総合病院を紹介するなど、一人一人に適した医療サービスの提供を目指す。
庄東地区は般若、東般若、栴檀野、栴檀山で構成し、人口は約5300人。高齢化率は3割を超える。昨年春に般若地区の診療所が閉鎖し、住民の間に身近な診療所を求める声が根強かったことから、各地区自治振興会が集まってつくる「庄東振興協議会」(村岡修一会長)が開設準備を進めてきた。診療所は、10年ほど前に医療施設開設を目指し、計画が中止となった物件の一部を活用。賃貸料などの経費は協議会が負担する。
開所式で佐藤理事長が「身近なかかりつけ医として役立ちたい。日本一の地域医療をつくっていきたい」と話した。
毎週火曜、金曜の午後1時半から同4時まで診療する
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